日々のあれこれ #16

こんにちは。

このカテゴリーは、タナボタレコード主催のヒサヤマが、日々の事柄について書くという、主に煮物向けのコーナーです。

どうぞ、お付き合いください。


先日、私は鶏のムネ挽肉を購入しようとスーパーへ自転車で行きました。

わざわざ自転車で出かけたのは、少しでも良質の鶏のムネ挽肉を出来るだけ安く購入せんが為、ちょっと自宅から離れたスーパーへ馳せ参じたからです。
スーパーによってそれぞれ得意不得意分野があるのは、皆様もご承知のことと思われます。
私は鶏のムネ挽肉が比較的得意なスーパーを目指し、丘を越えたのでした。

そのスーパーは、まだ開店前でした。
そのスーパーは、朝の10時開店でした。
私が到着した時刻は、朝の9時でした。
店内では職員の方々が、ズボンの裾の長さを気にしたり、まつ毛がクリっとなっているか確認したり、ちょこまか右往左往したりしながら開店前の準備をされておりました。

鶏のムネ挽肉1パック欲しいだけなのだから開けてくれよ、と私は心の中で叫びました。
しかし、それはこちらの事情であって、スーパー職員の方々には関係無いことであります。

鶏のムネ挽肉1パックの為に店の前で回転までの1時間を待つことは、さすがに避けたいと私は思いました。
斉藤由貴さんの「夢の中へ」を、イントロからエンディングまでしっかりフルサイズで15回ほど謡い切れば、見事にスーパーの開店時刻になるのではと考えましたが、止めておきました。
大切な1日、私にも優先順位がございます。

そこで、私は柔軟に頭のスイッチの切り替えを行った上で計画を変更し、別のスーパーに向かいました。
そのスーパーは、既に開店しておりました。
良し良しと生鮮食品売り場に向かいましたところ、残念ながら朝早過ぎて鶏のムネ挽肉はまだ売り棚に並んでおりませんでした。

改めて私は頭を柔軟に用い、生鮮食品売り場付近でウロウロしていた店員さん(20代男性)に、鶏のムネ挽肉を出してくれないかと相談致しました。
彼は、「あ、いいっすよ。」とちょっとハスキーな声で私に言い、ふっと奥の部屋に引っ込んだかと思うと3パック持ってきてくれました。
私は、ありがとうございます、と感謝の意を青年に伝え、その中から1パック受け取りました。
かくして、事前の想定よりちょっと高かったのですが、私は鶏のムネ挽肉を見事にゲット致しました。

この一連の行いによって私が得た教訓とは、やはり機転とか柔軟とかそういうのって大事だもんね、ということでありました。
思い通りにスーパーが開いてないからと言って憤慨激高してみたり、店の前で歌謡曲を振り付きで謡い続けて時間を浪費したりしているようでは、立派な社会人とは言えんということを再確認したのでありました。

ありがとうございました。


では。


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